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科目別勉強法-英語 (英単語)-
■英単語力(語彙)を単純に増やすとき
中学校などで英語を学び始めたときはともかく、英語が少しわかるようになってきた時たときや、高校に入り試験や受験を意識し始めたとき 自分の語彙力のなさに気づかされるときがあると思います。
語彙力をつけたい時にはどちらのタイプの単語帳を使ったら良いのでしょうか?
みなさんは、どちらの方が暗記しやすいと思いますか?
私は経験上、「例文タイプ」の英単語帳の方がはるかに記憶の定着率が高い
ように感じます。
たしかに「単語タイプ」の単語帳のほうが、同様の意味を持つ単語が羅列されており、知らない単語に効率的に触れられるような気がします。
しかしながら、それを見ただけで、その意味をすぐに暗記できるでしょうか?
仮に、暗記した気になっても、すぐ忘れてしまう可能性も高いですし、
実際にその英単語を自分のものにして、英作文や口頭で使うのは困難ではないでしょうか?
私はこのような「単語タイプ」の単語帳を使って単語を暗記するのは、
記憶のプロセスを有効に利用していない
と感じます。両者の場合について考えてみましょう。
1.「単語タイプ」の英単語帳使って記憶した場合<
この時脳は、意味的になんら関連があると思われない、英単語(例:「decide」)と、 意味(「〜を決定する」)を無理やり結びつけ、
「decide」 = 「〜を決定する」
という記憶を作っていると考えられます(知らない単語ならそうですよね)。
ということは、500個の新しい単語を覚えるためには、「decide」=「〜を決定する」といったような、単なる単語の結びつき(記憶)を 500個作らなければならないことになります。何度も暗記を繰り返すことにより、 「decide」という単語を見聞きしたとき、「〜を決定する」という意味を思い浮かべられるようになります。
つまり、「単語タイプ」の単語帳では論理的思考はなく、無理やり「英単語」と「日本語の意味」を結び付けていることになりますので、
記憶は作りにくく
、また、一度忘れる、もしくは、この意味だったっけなぁ〜と思ってしまうと、
それが正しいかどうかを判断するのは非常に困難
になります。
2.「例文タイプ」の単語帳を使って、英単語を例文単位で記憶した場合
この場合には、
「The President decided to provide developing countries with sufficient aid.」
=「大統領は発展途上国に十分な援助を提供することを決めた」
という記憶になります。
英単語一つ一つを取り上げると、先ほどと同様に、
関連のない意味同士を結び付けなければならないという点は変わりませんが、
今回は意味のある文を記憶するという点で、記憶の定着率が大きく違います。
仮に、「decide」という英単語の意味を忘れてしまっても、前後の単語から思い出せる可能性が高くなっています。
日本語を一度読んでいるので「decide」の意味が分からなくても
「The President decided to provide developing countries with sufficient aid.」という例文から
「大統領は発展途上国に十分な援助を提供することを決めた」という訳を思い出せる確率は高いですよね。
最低、最後の部分が(つまりdecideの訳の部分が)「決めた」なのか「止めた」なのか、くらいの区別はつくと思います。
つまり、「例文」で記憶することで、「単語」で記憶した場合と比較して、記憶しやすく
、
また、忘れた場合、不安になった場合でも前後の意味から類推
しやすくなっています。
しかしながら「文」を覚えるとなると、「単語」を覚えるより暗記量が多くなる気がします。
そこでお勧めなのが、「Duo」と「速読英単語」です。
これらの「例文タイプ」の単語帳を利用することで、暗記量を減らしつつ、かつ、効率的に記憶の定着を図る
ことができます。
さらに、記憶の定着以外にも例文で記憶することの利点がありますので、 これらの単語帳の使用法と共に説明します→ 英単語暗記法「例文タイプ」単語帳詳細
それでは、これらのことをまとめると、「単語タイプ」の単語帳は利用価値がないということなのでしょうか?
実はそうではありません。「単語タイプ」の単語帳も非常に有効な使い方があるのです。つぎはそれを紹介します。
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